お知らせ
2022-06-13 10:05:00
年中さんが1年間で出来たこと
昨年、年中さんでピアノを始めた生徒さんのお話です。
1年間を通して、5分と同じ場所に座っていることができませんでした。
レッスンでの練習は1回が限界★
「ボク、1回やったからもういいヨ」
難しそうだなと感じると
ピアノから逃げて離れてしまうので
その離れた先にドレミカードを並べてみて
ゲームを始めるよ〜!と気を引いて・・そんなレッスンでした。
この春、年長さんになって
最近では終了時間までピアノの椅子に座ってレッスンを受けることができるようになり、
「えっ?もう終わり??なんか最近(終わるのが)早くない?」
ついにこんな言葉が出るようになりました。
その日は嬉しくて小躍りした私です。
先日のレッスンでは、私の指先のささくれから血がでていたのを見て
「ちゃんと包帯しなきゃダメだよ」
と心配そうに言ってくれた優しい生徒さんです。
昨年1年間のレッスンは
遊んでいるような内容の中で、音楽の学びとして出来る事を見つけながら
本当に少しずつ、気が向いてくれる瞬間だけ学習を続けていたような状況でしたが
気がつくと、こんなに色々と出来る様になっていました。
●全音符・2分音符・4分音符・8分音符
4つの音符の名前と形、長さを覚え
これらの音符を組み合わせたリズムをその場で見て手で叩いたり・リズムを言うことが出来るようになりました。
●線の音符・間の音符の区別ができるようになり
ドレミファソラシドの音符カードを
一人で並べることが出来るようになりました。
バラバラに並べたカードも読んで鍵盤の場所を探すことが出来るようになってきました。
先日はカードを並べながら自主的に音程をつけて歌おうとしていたのを見て
嬉しくてまた心の中で小躍りした私です。
●まだ音符からの譜読み演奏はさせていませんが
鍵盤の図に書かれた指番号を見ながら自分で判断してピアノを弾くことができるようになりました。
ピアノの前に安定して座っていることができませんでしたが
決して、始める事が早すぎたという事はなく
1年間学んだこれだけの沢山の小さな基礎が
きっとこれから先の1年にとっても
とても大きな意味のあるものとなるでしょう。
バラバラの音符カードを見てパッと歌う・鍵盤を取る事にもう少し慣れてきたら、
そろそろ楽譜を読みながらピアノを弾く段階に入ろうと思っています。
今度の発表会は独奏で出演できますように。
使っている教本は
「ピアノアドヴェンチャー」
音と遊びながら、ピアノを弾く事にとても大切な
「耳を使って音を聴く」事が自然に身につき
音感が育ちます。
進み方は大変ゆっくりなように感じますが
基礎となるリズムや音符から覚えていき、
理解した状態で楽譜からの演奏に入る事ができるので
無理なく楽しみながら音感も育ち
無理をさせないからこそ正しいタッチが身につく、そんな教本です。
この教本を使っての導入レッスンがどのようなものなのか
次回より少しだけご紹介させていただきたいと思います。
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ピアノ教室 あゆみ会
静岡市葵区にてピアノの個人レッスンをしています。
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